遺言書がいくつも出てきたのですが、遺言の効力はどうなるのでしょうか?

前の遺言と後の遺言の内容が抵触するときは、その抵触する部分については、前の遺言を後の遺言で取り消したものとみなされます。たとえば、平成25年7月付のAに甲不動産を遺贈すると書かされた遺言書と、平成25年9月付のBに甲不動産を遺贈すると書かれた遺言書があった場合、Bに甲不動産を遺贈されることになります。さらに、平成25年10月付のCに甲不動産を遺贈すると書かれた遺言書が見つかれば、Cに甲不動産が遺贈されることになります。
なお、上記の事実に加えて、平成25年11月付のCへの甲不動産の遺贈は撤回するとの遺贈があった場合、その前の遺言書であるBへの甲不動産の遺贈の効果は原則として復活しません。例外的に,撤回が詐欺・脅迫による場合、または遺言書の記載に照らして,遺言者の意思が当初の遺言の復活を希望するものであると認められるときに限り,前の遺言の効力が復活すると解されています。

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